本年３月３１日昼、当、辻堂東海岸1丁目町内会役員の、石井明郎氏が横浜において事故でお亡くなりになりました。
氏は長年当会の会計役員を担当しておられましたが、煩雑な会計事務を、クラウド会計システムを中心に据えたデジタル化により効率的なものとし、業務を簡便化しました。

デジタル関係は氏の得意とする分野の一つで、会計業務以外でも町内会でデジタル化可能な業務を検討するために、氏の発案により「1丁目町内会業務デジタル化検討委員会」が立ち上がりました。その成果として、電子回覧板、ホームページでのイベントの申し込み、オンライン会議、クラウドファイリング等が採用され、実行に移されています。

緒についたばかりのこれらの活動へのフォローと、次へのステップを考える時、キーマンであった石井氏の逝去は、会にとって計り知れない損失といえます。
又、氏は藤沢市のデジタル化推進室からも協力を求められるなどこの面における存在感は会を超えて多大なものでしたが、一方で、オフの彼は 、付き合いがよく、物静かで、ワインを好み、ビールを飲み(日本酒は口にしなかった)、ちょっと皮肉な微笑みで場を引き締め、周りの人間に不思議な満足感を与える稀有なキャラクターを持つ男でもありました。

無念ではありますが、確固たる信念とそれを実行する力を有し、家族を愛し、友を愛し、酒を愛し、自転車を愛した氏の冥福を祈りたいと思います。

2024年4月
辻堂東海岸１丁目町内会
会長　大村勝敏